Icon(SOLD)

イコン(19世紀末ー20世紀初頭ロシア)

Size: H 17.6 W 13.3 D 2 cm

美しいイコンからは持ち主の愛情を感じることがある。
どのように扱われていたか、というのは一つの鑑賞の視点。
このイコンで言えば、背景の金箔部分がところどころ薄くなっており、
聖母の名前、題名(描かれている場合が多い)も消えてしまっていることから、
持ち主が頻繁に拭いていたことが伺える。
それに伴い表層の仕上げニスが削り取られ、
幾重にも重ねて描かれた顔部分の塗料の層を垣間見ることができる。
正統な画法により描かれた名も無き美しい作。

この「スモレンスクの聖母子」は11世紀に出現した題材の1つ。
ビザンツ帝国のコンスタンティノス9世モノマコスが娘のアンナを
ロシアの公爵に嫁がせた際に祝福として送ったものが起源となっており、
コンスタンチノープルとルーシの両王朝の継続性と親密さを象徴するイコンである。

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