Silver Tetradrachm(SOLD)

Silver Tetradrachm(460-440 B.C.)

16.83g

古代ギリシアのコイン、というより
アンティークコイン全般の中で筆頭に挙げられるのがアテネのテトラドラクマ銀貨。

コインは一部の収集家のものと思い込んでいましたが、
最近専門家の方にご教授いただきその奥深さに惹かれました。
詳しくはまた機会があればご紹介しますが、まず今回はその多様性について。

この有名なテトラドラクマですが、実はこのコインだけで数千の図像パターンがあるのです。
さらに言えば、ギリシアコインは型に流し込む鋳造ではなく、職人が一つ一つハンマーで打って作るため、
その角度や型の状態によって同じものは一つもないのです。
図像の美しい型で、図像がうまく配置されていて、使用頻度が少ないものほど希少ということになります。
コインの鑑定グレードは70段階。そんな細かい評価基準を持っているものは、コインを除いて存在しないそうです。

さて、今回のテトラドラクマはBC460-440の古様式タイプ。
アテナはアーモンド型の目でアルカイックスマイルを浮かべています。
頬に丸いカウンターマーク。フクロウはアテナの聖獣、化身であるフクロウ。
左上にはオリーブの実。オリーブの実もまた神話によるモチーフで、
アテナを象徴する植物。ポセイドンとアテナの対決に由来しています。

というように、話しだすとキリがなくなるほどの物語と、
限りない美への探究心を限られた小さなキャンバスに表現したのがギリシアコインなのです。

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s