Book of Vespers(SOLD)

晩課(18-19世紀 ロシア)

Size: H 21 W 16 D 3.5 cm

正教会において日没後に行われる晩課は、一日のうちの初めに行われる時課。天地創造、人類の陥罪(かんざい)、イエス・キリストによる救いを記憶する内容で、「天の王」の祈りから始まっています。教会スラヴ語。

この本の面白いのは修復本であるところ。茶色がかっている活版部分がオリジナル(推定18世紀)で、その周りの白い部分は全て19世紀に手書きによって補われています(下記写真3-5枚目)。見開き(下記写真1-2枚目)に右側には一見1564年と読める数字が書いてありますが、左側には1864年と加筆してあります。周囲には8という字がたくさん書かれており、「この1564の5は本当は8と書いてあるんだよ」「でも8は普通こう書くよね」という親子の会話が交わされていたことが蘇ります。

新しく修復された部分も指が当たる右下部分はかなり柔らかくなり、もふもふとしています。毎晩読まれていたのでしょう。
一つ留め具が破損していますが、皮の装丁も状態がよく、ロシアのシンボルである双頭の鷲の両側で天使がラッパを吹いています。その上には鳩(聖霊)がとまっています。

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