Osiris(SOLD)

オシリス(紀元前664-332年 エジプト末期王朝)

Size: H 11 cm (15.5 cm 台座含む)

オシリス神の青銅像。
ヘカ笏とネケク(殻竿)を持ち、頭には両脇にダチョウの羽がついたアテフ冠を被っています。
興味深いことに、本品ではウシャブティのように種子袋を背負っています。
下にあるピンで台座に立てられていたようです。
破損していますが、首の後ろに環があることから、
身に付けつつ祭祀用にも使っていたのかも知れません。
足元の環は今まで一つだけ例を見たことがありますが、
何に使われたものかは不明です(最後の写真)。

初出なのでオシリス神話について少し。
オシリスは生前エジプトを治める王でしたが、弟セトの妬みによる謀略で
木箱の中に生きたまま入れられナイル川に流されて殺されてしまいます。
セトはさらにその亡骸をバラバラにして各地にばら撒きます。
オシリスの妻であり妹でもあるイシスは体を探し出しますが、
男性器だけは魚に食べられてしまったため見つかりませんでした。
魔術でこの世に夫を呼び戻そうとしましたが、
体の一部が足りなかったせいで現世に顕現できず、冥界の王となりました。
二人の子ホルスが仇を取るためにセトと戦い、攻撃によって目を失ったものの、
トート神の力で再生した、というのが先に紹介したウジャトの眼です。

オシリス神は死者の書においても冥界の王として魂の審判の先に描かれており、
死後の世界を重視した古代エジプトの葬礼美術の中核を成しています。

環付き類品

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