fragments of Terra-Sigillata

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テラ・シギラタ(1-4世紀ローマ)

Price: (大)70,000 yen + TAX(小)sold

テラ・シギラタはローマ帝国期に作られた赤色のスリップウェア。
ローマ領土のガリア地方や北アフリカで数多く作られました。
レリーフ装飾が施されているのが特徴で、特に神話や狩猟、
またエロティックなシーンなどが人気があったとされており、
オイルランプとともにグレコ・ローマン装飾芸術の一角を成しています。
破片の分厚さやカーブの具合から大型のものが作られていたことが分かります。

陶器の流行の変遷について少し。
ギリシア時代から赤色陶器は作られていましたが、
紀元前6世紀頃にギリシア職人が生み出した黒色の陶器が爆発的に人気を博し、赤色陶器に取って代わりました。
やがて黒像式、赤像式陶器が生まれ、職人たちが技を競い合い、
複雑な形やレリーフ模様のあるものが作られるようになりました。
美しい黒色陶器が廃れてしまった理由は、とりわけ火のコントロールが大変難しかったためだそうです。
表面の仕上げや温度調整、酸素の供給量などがうまくいかないと美しい黒色の定着ができず、
失敗がかなり多かったようで、ローマ期に至る頃にはその技術が使われなくなってしまったと考えられます。
焼成が簡略化されたおかげでテラ・シギラタのような大型のレリーフ陶器が人気を博したのは、
進みすぎた流行からの脱去によって生まれた新たな流行だったと言えそうです。

以下バイエルン州立エジプト美術収集館のコレクション

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